戦国時代5 織田信長の京都上洛 | 足利義昭を将軍にするために
今回の記事では近畿地方で栄華を誇った三好家が長慶死後に分裂し、将軍の座をめぐるゴタゴタの中で織田信長が台頭していく場面をご説明します。
近畿一円に覇を唱えた三好長慶でしたが、弟である十河一存(そごうかずなが)が病死した頃から体調を崩すようになっていました。さらに長慶の長男・三好義興が22歳の若さで病死してしまい、期待していた跡継ぎを失うことになります。
その後13代将軍足利義輝が永禄の変で暗殺されると、義輝の弟・足利義昭は自身が将軍となるために力を貸してくれる味方探しを始めます。その味方として白羽の矢が立った人物が、当時美濃国を制圧した織田信長です。