創立者・足利尊氏が開いた室町幕府は決して盤石な政権ではありません。足利直義と高師直の2人が引き起こした「観応の擾乱」を皮切りに、天皇家は南北朝に分かれ、それに伴い武士同士の争いも頻発していました。3代将軍・足利義満の登場によって南北朝は統合され、また明との貿易を始めるなど盛り返しはするものの、4代将軍・足利義持の時代にはまたも低迷し始めています。そして8代将軍・足利義政の時代には後継者を巡って「応仁の乱」が勃発、日本は戦乱渦巻く戦国時代へと移行していきます。
室町時代5 応仁の乱 | 日本の在り方を変えた10年に渡る戦乱
8代将軍・足利義政の肖像
室町時代4・4代足利義持から7代足利義勝までをざっくりと
4代足利義持・5代足利義量・6代足利義教・7代足利義勝、以上4人の将軍達のスケール小さめなストーリーをご紹介しています。
室町時代3 3代将軍足利義満 | 南北朝の統一を果たし上皇にまで上り詰めようとした人物
室町幕府は3代将軍足利義満の元で、大きな繁栄を迎えることになります。ですが幼くして将軍に就任した義満にはまだ幕府政治を執る能力はなく、南朝との争いや御家人同士の争いを、将軍という立場から傍観し続けることになります。
室町時代2・観応の擾乱 | 足利尊氏・直義兄弟と南北朝が絡み合った内乱
足利尊氏と足利直義の兄弟、そして南北朝それぞれが入り乱れて戦った室町時代初期の内乱「観応の擾乱」についてご説明しています。
室町時代1 室町幕府ができるまで | 足利尊氏流浪の果てに
鎌倉幕府が滅んだ後の後醍醐天皇による建武の新政、そして足利尊氏による反乱と室町幕府樹立までをご説明しています。